JIPITER[ジュピター]

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全国のママに役立つ情報を経験を交え発信中。これから出産の妊婦さん、子育て奮闘中ママにも有益な情報をお届け!

様々な理由からなる妊娠中の便秘を解消する事で赤ちゃんを守る

【妊娠中の便秘】
妊娠中は身体の中がしっちゃかめっちゃかで、ホルモンバランスが崩れて様々な影響を及ぼします。その一つが便秘。妊娠中の女性の多くが悩む事になる症状です。

多くは出産してホルモンバランスが整うにつれ治りますが、人によっては出産後も便秘が続いてしまう事があります。

妊娠中はどうして便秘になるの?

妊娠中に便秘になりやすい原因の一つが、先述したホルモンバランスの乱れです。しかし実は、この他にも様々な理由から妊娠中の女性は便秘になりやすくなっています。

 

例えば、赤ちゃんは日々お腹の中で成長していきますが、それにより子宮が大腸を圧迫してしまいます。大腸は便が排出されるための通り道なので、大腸が狭くなると自然と排便も困難になります。

 

妊娠中の女性であれば多少の差はあれど体験する事になるのがつわりですが、つわり期間はどうしても食事の量が減ってしまいがちになります。食事の量が減ると、自然と便も減りますし、偏った食事は便を固くして腸内でのスムーズな動きを阻害します。

 

どうすれば便秘対策が出来る?

妊娠中の便秘対策ですが、まず意識的に水分をとるようにしましょう。食べ物にも水分は含まれていますが、そのうちの80パーセントは小腸で吸収され、残りの20パーセントも大腸で吸収されます。

 

また、なかなか排出されず腸内で留まっている便は、次第に水分が腸に吸収されて硬くなり、より排出されにくくなってしまいます。積極的に水分を摂取し、便に水分を与える事で排出しやすくなりますし、赤ちゃんの成長にも水分は欠かせません。

 

もちろん水分だけでなく、食物繊維の摂取も重要です。これは妊娠中の女性だけに限った話ではありませんが、食物繊維の摂取が便秘対策に有効なのは非常に有名な話です。

 

食物繊維には「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2つがあります。水溶性食物繊維はその名の通り水に溶け、不溶性食物繊維は水には溶けないけれど水分を吸収して膨らむ性質があります。水溶性食物繊維と不水溶性食物繊維をバランス良くとる事で便秘の解消に繋がります。

 

便秘が解消されるとどうなる?

便秘は辛いけれど、我慢出来ないわけじゃないから放っておいても大丈夫。そんな風に思っていませんか?その考えはとても危険です。

 

便秘になると腸内で悪玉菌が増えますが、実はこの悪玉菌は産道にも存在し、いよいよ赤ちゃんを出産すると言う時に赤ちゃんが悪玉菌を取り込んで産まれてしまうのです。つまり便秘を解消すると言う事は、赤ちゃんを悪玉菌から守ると言う事なのです。