つわりで苦しんでいる時の対処法
妊娠中は不安がいっぱい
妊娠はとても喜ばしい事ですが、しばらくすると「大丈夫かな?」、「私がお母さんになれるのかな」、「ちゃんと子育て出来なかったらどうしよう……」と不安な気持ちが沸いてきてしまいます。初めての妊娠ならばなおさらでしょう。
その不安は、決しておかしなものではありません。家族は妊娠を喜んでくれたし自分自身も妊娠を嬉しく思っていたとしても、赤ちゃんの成長に合わせてお母さんの身体は日々変化していきますし、ホルモンバランスや自律神経の乱れなどで精神的にも不安定になってしまいがちです。
多くの女性が苦しむつわり
妊娠中の女性の多くが悩む事となるのが、つわりです。中には殆どつわりに苦しまないと言う人も居るため個人差がありますが、症状が重い方は本当に辛い思いをする事になります。
しかしこのつわり、実は現在でも原因が分かっていません。ホルモンが過剰に分泌される、自律神経が乱れる、身体が拒否反応を起こすなど幾つかの仮説はありますが、はっきりと実証されたものはないのです。
つわりは早ければ5週目から始まり、9週前後でピークを迎え、その後11週頃から落ち着いてくると言われています。妊娠している間はずっとつわりで苦しむわけではないので安心してください。
取り敢えず食べる!
つわりと妊娠は切っても切り離せないものなので、上手く付き合っていかなければなりません。つわり期間中に意識するべき事は、取り敢えず「食べられるものを食べる」と言う事です。
つわりの時は食が細くなってしまいがちですが、お母さんがしっかり食事をとらないとお腹の赤ちゃんにも栄養がいきません。つわりで食事が食べられない時は、とにかく食べられるものを食べるようにしましょう。
「妊娠中なんだから栄養バランスがとれた食事をとらないと」と考えると、それがプレッシャーになって食欲が更に減退してしまいます。つわりの時だけは、食事の栄養バランスについては忘れてしまいましょう。そうする事で気分も晴れ、しっかり食事が出来るので、結果的に赤ちゃんに栄養が回ります。
どうしても何も食べられない・飲めない時は
つわりが辛くて何も食べられず、水さえ飲む事が出来ないと、ミネラルや電解質が不足してしまいます。そうなる前に無理をせず病院に行きましょう。病院に行くと点滴を打ってもらえます。
また、病院では助産師に相談をしたり、話を聞いてもらう事も出来、自分一人で抱え込まないようにするだけでも楽になる事もあります。