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意外と知らない妊娠中の葬儀参列のマナー

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妊娠中にお世話になった人や親しい人が亡くなることがないわけではありません。そんなとき、妊婦さんはどうしたらいいのでしょうか。

 

葬儀は特別な場であり、慌ただしい場でもあります。季節や場所にもよりますが、安定期でないかぎり、葬儀は欠席しても大丈夫です。参列する場合は、妊娠している旨を相手に伝え、参加の可否を訊いてみましょう。

 

参列できるなら、お悔やみの気持ちを伝えたらできるだけ早くその場から離れましょう。悲しみに暮れている人達に気を使わせ手はいけません。身内である場合は、休める場所を確保しておくなどして対応しましょう

 

あまり知られていませんが、ブラックフォーマルの中にマタニティ用のものがあります。その中には、鏡を入れるポケット付きのものがあります。これは「妊婦さんが火葬場に行くとアザのある子供が生まれるのを避けるために鏡を持つ」、「お腹の子供が連れて行かれてしまわないように鏡を忍ばせる」といった迷信によるものです。

 

あなたが信じていなくても、参列者の中には信じている人がいるかもしれません。迷信なんか、と思わずに鏡は持って行きましょう。

 

また、火葬場に行くとなるとその場に2時間はいなければならないと思ったほうがいいので、その時間、立ちっぱなしや座りっぱなしになることが予想されます。立ちっぱなしや座りっぱなしの状態が長時間続くと、妊娠高血圧症候群になる危険性が高まります。近い親族である場合以外は、参列しないことをお勧めします。

 

妊娠という、特別で特定の期間の状態のために専用のブラックフォーマルを持っていない人はたくさんいますので、レンタルが便利です。また、正式なブラックフォーマルでなくても、シンプルな黒いワンピースなどでもかまいません。靴もヒールの無い、フラットなもので大丈夫ですが、飾りなどのついていないものにしましょう。

 

生前お世話になった人や親しい人の訃報はとても悲しいものです。だからこそ、最後のお別れをきちんとしたいと思う気持ちは無理からぬことですが、妊婦さんは自分の体調が最優先です。葬儀の場には風邪を引いている人もいるかもしれませんし、どんなアクシデントが起こるかわかりません。

 

亡くなった人も、あなたが辛い体調をかえりみず、葬儀に参列することを望んだりはしないはずです。お悔やみの電報を送ったり、出産後、改めてお悔やみにうかがうこともできるので、無理をせず、欠席する勇気も持ちましょう。