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気になる!妊娠中の出血:出血には注意が必要

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妊娠中に出血してしまうと、もしかして、流産かも・・・とかすごく不安になってしまいますね。どんな少量の出血でも必ず病院に行くようにしましょう。多くの場合が、異常出血とみなされるからです。


早産の可能性もあります。妊娠の週数に関係なく痛みを伴う出血の場合はすぐに病院に行く必要があります。出血の原因には色々ありますが、とにかく出血がある時はママのためにも、お腹の赤ちゃんのためにも早めに病院に行くようにしましょう。
自己判断だけはしないようにしましょう。

 

初期(16週未満)の出血

妊娠初期は胎盤が形成される時期なので、子宮内部にどんどん血管が作られていき、子宮と胎盤が一体化してきます。子宮と胎盤の密着している部分が何らかの理由ではがれたり、動いたりする時に出血することが多いようです。


常に微妙な出血は起こっています。妊娠初期の出血の多くはこの出血が子宮内に溜まり、外に出てくる場合が多く、量は少量です。


下腹部に痛みを伴い出血量が多い時は流産の可能性が大きくなります。ポリープという良性の腫瘍が出来ても出血します。


稀に、異常妊娠の場合でも出血が起こるので注意が必要です。少しでも出血があれば病院に行くようにしましょう。

 

中期(17週~28週)・後期の出血

この時期の出血で考えられるトラブルが流産や早産です。切迫早産の場合は妊娠22週未満に起こり、赤や茶褐色の出血が見られます。


出血しても、胎児の心拍がしっかりしているなら妊娠継続が可能な場合がほとんどです。症状が酷い場合には入院が必要です。入院にならなくても絶対安静が必要です。
前置胎盤や低置胎盤の場合は胎盤が子宮口の全部、または一部をふさいでしまっている状態です。胎盤がはがれやすくなり、出血しやすくなります。血の色は赤色で大量に出血するので、すぐに病院に行く必要があります。


28週目以降になると妊娠後期になるわけですが、36週以前はまだ産むには早いとされている時期なので、この時期の出血にも注意が必要です。この時期に起こる出血の原因の一つに常位胎盤早期剥離があります。


胎盤が子宮からはがれて子宮内で大出血を起こします。急激な腹痛が持続的に起こるようなら疑いがありますので、すぐに病院に行きましょう。


妊娠37週を過ぎて、卵膜が子宮壁から少しはがれる時期に起こる出血がおしるしです。お産が始まる合図ととらえ、入院予定の病院に連絡しましょう。入院の準備をして病院に向かい、出産することになります。

 

妊娠中は色々なトラブルがありますが、一つ一つ丁寧に対応することが大切です。