子どもは常に小児科に連れて行けば良いの？症状によっては違う科に行く方が良いことも

小児科の選び方

子どもが小さい時は病気やケガが多く、病院に連れて行くことが多くなります。特に乳幼児期は特有の病気もあるので、かかりつけ医があると安心です。かかりつけの小児科を選ぶ時は、口コミ情報なども参考になりますが、相性も大切です。

病気について丁寧に説明してくれ、こちらからの質問にも答えてくれて家庭でのケア方法などもアドバイスしてくれる小児科だと安心です。患者さん一人一人としっかり向き合ってくれる病院がおすすめです。

しかし子どもならなんでも小児科に連れて行って良いものなのでしょうか。症状によっては専門の科で診てもらった方が良い場合があります。その判断基準を知っておきましょう。

こんな時は何科へ連れて行くか

転んで手や足を打った、捻った、痛がっているし腫れているというような場合は整形外科に行くことをおすすめします。骨折や捻挫の可能性があります。急に足を痛がって歩かないなども関節炎かもしれませんので、整形外科が良いでしょう。

小さい子どもにありがちなトラブルに、頭を打つことがあります。室内でも室外でも、転んだ時に頭を打ったとか、どこかから落ちて頭を打つことがあります。頭を打ってすぐに大泣きしてその後元気にしているのなら心配ありませんが、嘔吐した、頭を痛がる、ぐったりしている時は脳神経外科に行きましょう。

もう一つ家の中で起こりやすい事故に火傷があります。子どもの皮膚は軟らかいので、火傷もひどくなりがちです。火傷をした時はすぐに皮膚科に連れていきましょう。水ぶくれができてしまうと細菌感染の恐れがあるので、適切な処置が必要です。

風邪をひいた時は小児科に行きますが、その後耳を触ってばかりいたり、痛がったりするなら耳鼻科で耳の中を診てもらいましょう。中耳炎の可能性があります。その他に、耳や鼻に異物が入った、鼻血が止まらないなどの時も耳鼻科に行くと良いです。

住んでいる地域の病院情報を集めておく

かかりつけの小児科があれば、子どもが病気になった時はまずそこへ相談に行けば良いですが、症状によっては専門の科で診てもらった方が良い場合があります。ケガの場合は専門の診療科の方へ直接行く方が良いでしょう。

自分の住んでいる地域に、どんな病院があってその評判はどうなのかなどは出産前から調べておくと安心です。特に子どもが小さいうちは病院に駆け込むことが多くなります。最近は多くの病院がホームページを開設していますから、チェックしておきましょう。