妊娠中、自宅安静と言われたけれど家事はどこまでして良い?体に負担をかけずに過ごす方法とは
安静と言われる理由と自宅での過ごし方を知る
妊娠中は定期的に診察を受けますが、お母さんの体や赤ちゃんの状況によっては自宅では安静にするようにと言われることがあります。自宅安静と言っても、どの程度まで動いて良いのか、家事はできるのか、はっきりわからないものですよね。
どんな状態の時に自宅安静と言われるのか、また自宅ではどのように過ごせば良いのでしょう。安静にと言われる理由や自宅で無理なくできることを知り、出産に備えましょう。
自宅安静と言われる原因
医師から安静にするようにと言われるのは、切迫早産、切迫流産、前置胎盤、出血がある、お腹が張る、などの原因があります。切迫早産は早産になる寸前です。
早産というのは、妊娠22週目から36週目6日までに出産することです。正産期が妊娠37週目から41週目6日ですから、かなり早めであることがわかります。
切迫早産の場合は、絶対安静と言われます。基本的には家でもトイレや洗面で動くことも控え、寝ている方が良いとされています。
切迫流産も、絶対安静と指示されます。流産というのは妊娠22週目未満で赤ちゃんが亡くなってしまうもので、様々な原因が考えられます。
原因で一番考えられるのは、ストレスや母体の動き過ぎと言われています。妊娠初期はそれほどお腹も目立ちませんのでつい動きすぎてしまい、母体や赤ちゃんに負担をかけてしまいがちなのです。
前置胎盤は、胎盤が通常の位置よりも低い位置にあり、子宮の出口を覆ってしまったりかかってしまったりする状態です。しかし妊娠初期に前置胎盤であっても、子宮が大きくなるにつれて改善されることが多いので無理せず過ごすように言われます。
出産が近づいていないのにお腹が断続的に張るとか、出血があるような場合は医師に診てもらうことが大切です。絶対安静と言われたら、寝ているしかありません。それができないのなら、入院して安静にする方法がとられます。
万全の態勢で出産を迎えるために
自宅で安静にするようにと言われた場合、基本的にはトイレや洗面以外は寝ている方が良いです。掃除や洗濯、炊事はご主人や実家に頼むとか、家事代行サービスを利用するなどの方法を考えた方が良いでしょう。
外出はもちろん禁止です。病院に検診に行くなどの場合を除き、自宅にいるようにしましょう。
しばらく安静にすることで赤ちゃんが守られ、万全の態勢で出産を迎えることができます。元気な赤ちゃんと対面するためにも、医師の指示に従うようにしましょう。