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妊婦さんの約半数がかゆいと感じている?その原因は一体なに?治療方法を知っておこう

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妊婦さんの約半数に多いかゆみとは

妊婦さんは、女性ホルモンの変化でさまざまな症状が現れます。そのため、今まで感じたことのないかゆみに襲われる方もいるでしょう。そのかゆみは約半数もの妊婦さんが経験しており、なかには『もしかして病気?』と心配される方も少なくないといいます。

 

もちろん、すべての妊婦さんが発症するわけではありません。しかし、万が一発症したときのために、原因や治療法を知っていると安心です。

 

そんな妊婦さんの約半数が発症するといわれているかゆみの正体は、『膣トリコモナス症』と呼ばれるものです。近年、この膣トリコモナス症が増加傾向にあり、多くの妊婦さんが膣トリコモナス症によるかゆみで悩んでいます。

 

膣トリコモナス症の原因

膣トリコモナス症とは、『トリコモナス原虫』による感染で発症します。『膣』と名づけられているとおり、膣炎のひとつです。この原虫は女性だけでなく男性の生殖器に寄生し、女性は膀胱や尿道、バルトリン腺、スキーン腺などに感染するといわれています。

 

男性の場合は膀胱、前立腺、精巣上体などに感染します。感染経路は性行為や汚れた着衣との接触がほとんど。トリコモナスに感染した相手と性行為をすると感染してしまいます。

 

汚れた着衣とは、主におりものによって汚れた着衣のことをいいます。感染した人の衣服から感染することもあるため、家庭内感染もあるでしょう。

 

かゆみを改善する方法

では、膣トリコモナス症になってしまった場合、どのようにして治療したら良いのでしょうか。一般的に自分で改善することはできませんから、主に投薬治療を行います。

 

投薬治療では『フラジール』と呼ばれる抗トリコモナス剤を使用します。女性の場合は膣錠の挿入や軟膏を塗った治療も行われます。これは、膣炎に対する治療効果を高めるためです。

 

そのため、ほとんどの治療では投薬と膣錠や軟膏が併用されます。恥ずかしいからとそのままにしておくのは良くありません。必ず医療機関で診てもらいましょう。

 

また膣トリコモナス症は感染してもなかなか気づきにくいという難点があります。知らず知らずのうちに感染している場合もありますので、もし妊娠中に突然強いかゆみに襲われたら迷わずすぐに産婦人科で診てもらいましょう。

 

まとめ

いかがですか?近年増えているという妊婦さんの『膣トリコモナス症』。でも、きちんと治療を受ければ治すことができます。多くの妊婦さんが正しい医療で治しています。

 

もちろん妊婦さん以外でも発症しますから、違和感があったらただちに受診することをオススメします。