母乳育児だと自然に痩せるってホント？母乳ダイエットを成功させるコツとは何か

母乳が出るしくみ

母乳育児をしている人は、産後特にダイエットを意識していなかったけど気づいたら痩せていたという人が多いです。母乳をあげるだけで痩せるというのは、母乳ダイエットという一つのダイエット方法だと言います。

出産した途端、おっぱいが張ってきて母乳が出るようになります。母乳が出る仕組みは、出産すると胎盤が排出されますが、胎盤が出るとプロラクチンという母乳を作るホルモンが乳腺に働きかけ、母乳が生産されます。

母乳はお母さんの血液が主成分となっていて作られた母乳は乳管を通ります。赤ちゃんが乳首を吸うときの刺激でオキシトシンと呼ばれるホルモンが働き、乳腺の周辺の筋肉を収縮させてポンプのように乳房から母乳を押し出すのです。

母乳をあげていると痩せるわけ

母乳が作られるしくみは前述しましたが、赤ちゃんに1日母乳をあげていると常に母乳を生産している状態になります。この体の働きによって1日に約1000kcal消費すると言われています。この1000kcalというのは、ジョギングを1時間以上した時の消費カロリーなのです。

特に運動などをせず、母乳をあげているだけで1000kcalも消費しているので、母乳をあげると痩せるのは事実です。母乳をあげているとお腹が空くのでたくさん食べてしまうのですが、その割に太らないというのはこういうことなのです。

母乳ダイエットを成功させて産後も美しく

完全母乳育児の人と、母乳とミルクの混合育児の人とはやはり消費カロリーは違います。完全母乳の人の方が消費カロリーは多くなり、混合の人は少し消費カロリーが少なくなるので食べ過ぎたりしないように気をつけましょう。

母乳ダイエットを成功させるには、母乳をあげているから大丈夫と油断して食べ過ぎないようにしないといけません。消費カロリー以上の食事やおやつを食べていては痩せません。母乳をあげている時はとてもお腹が空くものですが、栄養バランスを考えて食べるようにしましょう。

母乳ダイエットを成功させるには和食中心のメニューにすることです。糖質や脂質が多い食事を続けていると母乳が詰まりやすくなり、乳腺炎の原因になると言われています。

母乳育児をするために、良い母乳が出るようにしようとお母さんは食事に気をつけるようになります。その食事こそ痩せやすい体になるためのものであり、お母さんと赤ちゃんの健康のためにもなるのです。産後すぐに妊娠前の体型に戻れれば、妊娠前の洋服もすぐ着られ、おしゃれが楽しめます。